2009年08月29日
ドキュメンタリー映画『The Cove』
こんいちはオーガニックコットンです。
今回は2009年のサンダンス映画祭で観客賞を受賞し、8月5日東京国際映画祭への出展が拒否されたという話題のドキュメンタリー映画『The Cove』(入り江)について・・・

今回は私的な事は一切書きません。
観る方によって視点が違うのが映画で、特にドキュメンタリー映画これが答えと言うのは観客に求めているし、この映画はメチャクチャ難しい問題があるので・・・
ストーリーは、和歌山県古式捕鯨発祥の地・太地町の入り江で行なわれているイルカ漁を撮影しただけなんですが・・・
太地町では、毎年約2000頭のイルカが生け捕りにされて水族館に売られていたりするのですが、その数はわずか数頭で、それ以外のイルカはイルカの肉として一般消費者に販売されている。
イルカの肉には有毒な水銀を含んでおり人体的にも影響がある可能性も・・・
しかもクジラ肉と偽装されていることもあるという・・・
内容なんです。
難しい問題でしょ!

しかしこの映画は内容はともかく、ドキュメンタリー映画としては面白いらしいのです。
監督は約18年間ナショナル・ジオグラフィックのカメラマンとして活躍したルイ・サイホヨス
TVシリーズ『わんぱくフリッパー』のイルカのトレーナーであり、このプロジェクトの中心人物でもあるリチャード・オバリー
『わんぱくフリッパー』はフリッパーというイルカと少年の友情と冒険を描いたTVドラマで、イルカの賢さ、可愛さ、忠実さはこの番組から世界に知られるようになった。
「しかし、『フリッパー』が原因で世界中でイルカ・ショーが始まり、イルカが捕獲されるようになったのだ」とオバリーは自分を責める。
フリッパー役のイルカ5匹が演じたが、そのうちの1頭、キャシーというメスのイルカが毎週続く撮影のストレスで死んだ。
「自分で呼吸を止めたんだ。自殺だと思う」オバリーは言う。「キャシーは僕の腕のなかで死んでいった」
その日からオバリーは自らの贖罪のため、イルカを救うことに人生を捧げるようになった。
撮影するにはイルカ漁は、注意深く保護された入り江で行なわれ、この入り江は法律的には国立公園[吉野熊野国立公園]だが、漁の時期には一般の日本人さえ立ち入ることができい程厳重に警備されており「この入り江はまるで要塞だ。絶壁によって三方が保護されている。中に入るには自然のトンネルを通るしかないが、そこは犬やセンサーで監視されている」と監督のルイ・サイホヨスは悩んだ挙句
撮影隊は隠しカメラで撮ることに決め、ハリウッドの特撮用小道具を作る職人に依頼して、カメラを隠すニセの石や木を作ってもらう。
カメラは遠隔操作で高いがけから動かす為、それを仕掛けるのに、タイペイの世界一高い高層ビルを登頂した冒険家を雇う。
また、イルカの悲鳴を録音する水中マイクの設置には、素潜りの世界記録を持つ夫婦が参加する。彼らは深夜、軍事用の暗視ゴーグルを使って、闇にまぎれて入り江に侵入する。
まるでスパイ大作戦なみの撮影で成功させる。
太地町では9月からイルカ漁が始まります。
何故太地町はイルカ漁をするのかは描かれていないみたいだし、監督もイルカ漁に関して絶対反対とメッセージを出しているわけではなく、観客に対して答えを出してもらおうと思っているらしい・・・
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今回は2009年のサンダンス映画祭で観客賞を受賞し、8月5日東京国際映画祭への出展が拒否されたという話題のドキュメンタリー映画『The Cove』(入り江)について・・・

今回は私的な事は一切書きません。
観る方によって視点が違うのが映画で、特にドキュメンタリー映画これが答えと言うのは観客に求めているし、この映画はメチャクチャ難しい問題があるので・・・
ストーリーは、和歌山県古式捕鯨発祥の地・太地町の入り江で行なわれているイルカ漁を撮影しただけなんですが・・・
太地町では、毎年約2000頭のイルカが生け捕りにされて水族館に売られていたりするのですが、その数はわずか数頭で、それ以外のイルカはイルカの肉として一般消費者に販売されている。
イルカの肉には有毒な水銀を含んでおり人体的にも影響がある可能性も・・・
しかもクジラ肉と偽装されていることもあるという・・・
内容なんです。
難しい問題でしょ!

しかしこの映画は内容はともかく、ドキュメンタリー映画としては面白いらしいのです。
監督は約18年間ナショナル・ジオグラフィックのカメラマンとして活躍したルイ・サイホヨス
TVシリーズ『わんぱくフリッパー』のイルカのトレーナーであり、このプロジェクトの中心人物でもあるリチャード・オバリー
『わんぱくフリッパー』はフリッパーというイルカと少年の友情と冒険を描いたTVドラマで、イルカの賢さ、可愛さ、忠実さはこの番組から世界に知られるようになった。
「しかし、『フリッパー』が原因で世界中でイルカ・ショーが始まり、イルカが捕獲されるようになったのだ」とオバリーは自分を責める。
フリッパー役のイルカ5匹が演じたが、そのうちの1頭、キャシーというメスのイルカが毎週続く撮影のストレスで死んだ。
「自分で呼吸を止めたんだ。自殺だと思う」オバリーは言う。「キャシーは僕の腕のなかで死んでいった」
その日からオバリーは自らの贖罪のため、イルカを救うことに人生を捧げるようになった。
撮影するにはイルカ漁は、注意深く保護された入り江で行なわれ、この入り江は法律的には国立公園[吉野熊野国立公園]だが、漁の時期には一般の日本人さえ立ち入ることができい程厳重に警備されており「この入り江はまるで要塞だ。絶壁によって三方が保護されている。中に入るには自然のトンネルを通るしかないが、そこは犬やセンサーで監視されている」と監督のルイ・サイホヨスは悩んだ挙句
撮影隊は隠しカメラで撮ることに決め、ハリウッドの特撮用小道具を作る職人に依頼して、カメラを隠すニセの石や木を作ってもらう。
カメラは遠隔操作で高いがけから動かす為、それを仕掛けるのに、タイペイの世界一高い高層ビルを登頂した冒険家を雇う。
また、イルカの悲鳴を録音する水中マイクの設置には、素潜りの世界記録を持つ夫婦が参加する。彼らは深夜、軍事用の暗視ゴーグルを使って、闇にまぎれて入り江に侵入する。
まるでスパイ大作戦なみの撮影で成功させる。
太地町では9月からイルカ漁が始まります。
何故太地町はイルカ漁をするのかは描かれていないみたいだし、監督もイルカ漁に関して絶対反対とメッセージを出しているわけではなく、観客に対して答えを出してもらおうと思っているらしい・・・
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